プレキャスト擁壁
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HDウォールの構造にあたっては、背面及び基礎地盤の土質条件により築造方法などが異なりますので、施工場所の土質を十分に把握してください。岩盤に接着して設置する場合を除き、次の通りとしてください。標準規格寸法外の製品への対応については、次の通りとしてください。フェンス設置については、以下の方法によりフェンス支柱と前壁を一体化して施工することができます。なお、フェンス高さについては、2mを限度とし、その見付面積率は65%以下としてください。隅角部の施工は、プレキャスト製品の使用可能な箇所については、プレキャスト製品を使用し、それ以外の箇所は『宅地防災マニュアル解説・解説編Ⅰ』に従って、現場打ち構造としてください。高さ規格の変化点やコーナー部など、プレートによる製品間の連結ができない箇所が生じる場合があります。この場合、埋戻し時の転圧などによる製品のズレが生じないように、十分注意してください。500mm以下支柱現場打ち基礎25%以下支柱アンカーボルトブラケットブラケット(地上高さ)擁壁の高さ構造計算上の擁壁の高さ根入れ深さ支柱アンカーボルト最小製品長1m支柱鋼製枠埋込み※擁壁高さは、地上面より上の地上高さをいう。設置条件基礎地盤が内部摩擦角30°以上の場合基礎地盤が内部摩擦角30°未満の場合頭部の斜切勾配の制限頭部を斜切する場合、その勾配を25%以下とする。現場打ち基礎対応擁壁高さの15/100以上かつ35cm以上擁壁高さの20/100以上かつ45cm以上ブラケット対応(背面側)必要根入れ深さブラケット対応(前面側)製品長の制限製品長を標準規格寸法未満とする場合、製品長を1mまで短縮することができる。鋼製枠埋込対応16❶ 必要根入れ深さについて❷ 役物製品の対応について❸ フェンス設置について❹ コーナー部の対応について❺ 施工時の留意点(埋戻し時等)築造仕様

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