[2026年9月3日]3Dコンクリートプリンタ導入!長野県内初の施工革新をオーイケが実現

3Dコンクリートプリンタ導入!長野県内初の施工革新をオーイケが実現

工場内に設置された国産3Dコンクリートプリンタ「Polyuse One」

株式会社オーイケは、2026年2月に長野県内で初めてとなる国産3Dコンクリートプリンタ「Polyuse One(ポリウス ワン)」を導入しました。

Polyuse Oneは、国内の建設現場に最適化された国産3DCP(3Dコンクリートプリンティング)システムで、新技術情報提供システム「NETIS」の推奨技術にも選出されています。
デジタルデータをもとにセメント系材料を積層造形するこの技術により、型枠を使わない施工で工期短縮・省人化・環境への配慮を両立します。

本導入にあわせ、技術詳細や活用効果を紹介する特設ページを公開しましたので、あわせてお知らせいたします。

導入の背景:ミッション・ビジョンの実現と、「超常識」という共通の視点

株式会社オーイケのミッションとビジョンを紹介する画像

オーイケは、「常識を超えるものづくりで、安心安全快適なまちづくりに貢献し、関わる人を幸せにします」というミッションと、「オーイケの製品があらゆる場所で活躍し、人が輝き笑顔溢れる世界を創り出しています」というビジョンを掲げ、日々の事業活動に取り組んでいます。

今回のPolyuse One導入は、このミッション・ビジョンを体現する新たな一歩です。
オーイケが大切にしているバリュー(行動指針)のひとつに「超常識:常識にとらわれず柔軟な発想で新しい価値を創造する」があります。
型枠を使うことが当たり前とされてきた施工の常識を覆すPolyuse Oneの技術は、まさにこの「超常識」というオーイケの価値観と重なるものです。常識を超えるものづくりを目指すオーイケと、新しい建設のかたちを追求するPolyuseは、目指す世界観が一致したことから、今回の導入に至りました。

あわせて、こうした先進的な技術への挑戦は、「常識を超えるものづくり」を掲げる企業としてのブランディングを高めることにもつながります。オーイケは今後も、ミッション・ビジョンの実現に向けた取り組みを行ってまいります。

導入設備の特長:純国産技術「Polyuse One」

国産3Dコンクリートプリンタ「Polyuse One」の製品写真

今回導入したのは、日本の建設現場に最適化して開発された、株式会社Polyuseの国産建設用3Dプリンタ「Polyuse One」です。新技術情報提供システム「NETIS」の推奨技術に選出されているほか、適用工事が令和6年度インフラDX大賞の国土交通大臣賞を受賞するなど、高い評価を得ている技術です。

3Dコンクリートプリンティング(積層造形)とは、3次元データをもとにノズルからセメント系材料を吐出・積層し、構造物を築いていく技術です。この技術により、型枠を組み立てることなく、複雑な自由曲面も継ぎ目なく一体で造形できます。

また、1回あたりの最大造形サイズは3.0m×2.5m×1.9mですが、複数パーツに分割して現場で組み合わせることで、サイズに事実上の制限なく大型構造物にも対応します。

主な対応可能工種

Polyuse Oneは、道路・河川・港湾から農業・都市施設まで、幅広い分野の土木構造物に対応しています。

  • 道路系:重力式擁壁、もたれ式擁壁、標識支柱基礎コンクリート、歩車境ブロック、橋脚フーチングなど
  • 道路&河川:集水桝、階段、側溝、止壁、法面ブロックなど
  • 河川・港湾系:護岸ブロック、魚道ブロック、消波ブロックなど
  • 山林・農業・都市施設系:砂防階段、砂防堰堤、農業用水異形集水桝、公園ベンチなど

適用可能な工種は現在も拡大中です。上記以外の構造物についても、お客様のご要望に応じた形状での造形が可能です。「こんな形は作れる?」といったご相談も歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

7件の製造実績(2026年8月時点)

3Dコンクリートプリンタで造形した下水マンホールの一部(積層造形による曲面形状)
下水マンホールの一部

稼働を開始した2026年2月から8月までの期間で、累計7件の受注実績を積み重ねています。重力式擁壁やもたれ式擁壁といった土木構造物から、マンホール、階段まで、幅広い工種・形状に対応してきました。

  • 重力式擁壁
  • もたれ式擁壁
  • ブロック積擁壁の折れ点
  • 集水桝
  • マンホール
  • 嵩上げコンクリート
  • 階段

標準的な土木構造物にとどまらず、階段のような複雑な形状にも対応できる点は、型枠を使わない積層造形ならではの自由度の高さを示す実績です。

特設ページを公開しました

3Dコンクリートプリンタで造形した大型構造物を見る見学者

今回の取り組みの詳細は、特設ページにて紹介しています。

特設ページでは、以下の内容をご覧いただけます。

  • 現場打ち・プレキャストとの比較でわかるPolyuse Oneの特徴
  • NETIS推奨技術選出、国土交通大臣賞受賞などの評価・実績
  • 工期短縮効果を数値で示した施工事例(階段工事のタイムパフォーマンス比較)
  • 実際の施工事例ギャラリー(※ギャラリー内の事例には他社様の施工事例を含みます)

地方自治体のインフラご担当者様、生産性向上を目指す建設会社様のパートナーとして、オーイケは最適なソリューションをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 長野県内での導入状況を教えてください。
A. 株式会社オーイケによる2026年4月の導入が、長野県内では初めての事例です。県内のインフラ整備におけるデジタル化の先行事例として、今後も取り組みを進めてまいります。

Q2. どのような構造物の製作が可能ですか?
A. 重力式擁壁や集水桝、階段といった道路・河川構造物から、港湾系の消波ブロック、農業用水路、公園ベンチなどの都市施設まで、幅広い工種に対応します。記載のない形状についても、ご相談に応じて造形が可能です。

Q3. 3Dコンクリートプリンタで一度に造形できる最大サイズはどのくらいですか?
A. 導入した国産3Dコンクリートプリンタ「Polyuse One」による1回あたりの最大造形サイズは、幅3.0m×奥行2.5m×高さ1.9mです。この範囲内であれば、継ぎ目のない一体成形が可能です。

Q4. 最大造形サイズを超える大型の構造物には対応できますか?
A. 対応できます。3.0m×2.5m×1.9mを超える大型構造物は、複数のパーツに分割して個別に造形し、現場で組み合わせることで製作します。この分割・現場組み立て方式により、大きさの上限に事実上の制限はありません。